「一軒一軒ていねいに150年」　～和歌山・南大阪にて「ここちよく落ち着いた暮らしを生む木の家・和の家」を～

お客様のご要望である、濃い茶色の板壁とガルバリウム鋼板・左官の取合せ、大きな緩勾配の屋根、大きく張り出した袖壁が印象的なお家です。
1階2階で分けられた2世帯住宅。親世帯・子世帯、そして同居なさっている弟様。つまり3つの生活パターン(大人が5人)が交じり合ってきますので、雰囲気を感じながらもきっちりと分れる、適度な距離感、独立した動線に気をつけてプランニングしました。
又大きく恵まれてはおりますが、かなりの変形敷地(台形)でもある中、まとまったお庭がとれる様にも留意しました。
ナラ無垢板の床とAEP塗りの壁、そして一部ナナメにあげた天井をもつ2階広間。弊社得意のフルオープン木製窓を東面と南面に配し開放感溢れながらも、落ち着いた光が入り、内部の上質な仕上げとあいまって、しっとりとした落着きをもつ心地よい空間が生まれました。
また、大きな造り付けキッチンを中心として、ダイニングリビング、ピアノコーナー、勉強や書き物のできるカウンターコーナー、2帖ほどの大変心地よい畳コーナーをもつ広間は、面積以上に広がりをもち、動きやすく、心地よい居場所があちこちにある、とても魅力的な空間になったとも思います。
和室や縁、濡れ縁ともつながり、広々と明るい空間の1階広間。以前建っていたお家の風情のある材料を再利用させてもらった玄関。など他にも見所はたっぷりありますが、あまりに長くなりますのでこの辺で。