「一軒一軒ていねいに150年」　～和歌山・南大阪にて「ここちよく落ち着いた暮らしを生む木の家・和の家」を～

ラワン合板底目張りの天井・AEP塗りの壁、ナラ無垢板の床、南側の大開口の木製窓とその障子、そして薪ストーブ。
とても落ち着いてしっとりとした心地よいお家ができました。
そしてまたそれはW様ご家族の理想とぴったりと符合したのではと思います。

お仕事などでお忙しいですから、お家では家族の時間を大切にしたい。ということで、出来るだけ皆で色んなこと（くつろいだり・勉強したり・遊んだり）ができる広間空間を設けること。そしてそれがお家の中心であるキッチンから見られることが、ご要望の中心でありました。
プラン上では、まさしくキッチンがお家の中心に座り、その廻りに広間・和室・ピアノ室・水回りが配され、全てが見通せる様に、そして会話できる距離にしています。
しかし逆に広間などから、見え過ぎず適度に隠れるようにも留意しました。
さらに、キッチンを家の中心に据えたことにより、家事動線の短縮にも努めております。

お引き渡しの際、当社の大工さんや私にまで、たくさんありがたい物を頂戴し、また奥様と娘様（5歳）の絵の入ったお手紙までいただき感謝感謝であります。
お手紙の内容は秘密ですが（笑）「想像以上の心地よいお家が嬉しくて嬉しくて…」とあり、棟梁とともに感激したことだけは、こっそり明かしてしまいましょう。