白すぎないこと(絵になる窓の家 熊取町 2013年 40代ご夫妻+お子様2人)
--お家を建てようとお思いになった理由は?
子供が生まれ賃貸マンションが手狭になってきたからです。音など気兼ねなく伸び伸びと子供を成長させてあげたいなと。--大彦の事はどうして知りましたか?
ビルダーやハウスメーカーなどありきたりな家は面白味がないなと候補にあげていませんでした。初めから設計事務所か設計もできる工務店で、一緒に色々と相談しながら造りたいという思いがありました。大彦さんを知ったのは家づくり雑誌からです。感じのよい木の家を大阪南部で建てられるとなると、ある程度絞られてきますから、堺や奈良の工務店さんと大彦さんを検討しているような感じでしたね。--大彦をお選びいただいた理由は?
大彦さんの家は「白すぎない」からです。これはそれぞれの人の感覚や好き嫌いの問題だと思うけれど、白い壁と天井で明るく一見洒落ているように見えるものは軽すぎるというか、飽きがくるように思ったんです。ただ明るいだけじゃなくて適度に暗くて、陰影を楽しめる。そして、床や壁・天井の建築材料も経年変化を楽しめる本物の材料へのこだわりが大彦さんの方が強いように感じました。そう、細部のディティールの綺麗さというか、大彦さんの方が「造り込み感」は間違いなくあった。ここと相談しながら建てると、子育てにもそしてその後もいつまでも大切に出来るお家が建てられると思ったんです。--お家でお気に入りポイントは?
それはダイニングの窓ですね。この土地を気に入ったのもこの眺めだし、やっぱり気持ちイイですね。平日は夫婦とも仕事に忙しいから、あまりゆっくりはできないけれど、休日の朝などは最高です。食事をしたり、ぼーっと新緑を眺めたり、趣味のことをしたり、遊んだり、家族全員この窓の廻りに自然と集まってくるけれど、何か「幸せだな?」って感覚が湧いてくる時がありますね。--他にお勧めの所は?
リビングの南側の全て開け放つことのできる窓。外とつながって室内がぐんと大きくなります。またそれもあるのだと思うけど、すごく風が抜けて涼しいお家です。--ありがとうございます!逆に「ここはこうしておけば良かった」という所は?
私(奥様)は、全体的にもう少し狭くても良かったのかなと思います。数字で見るとそんなに大きくないけれど実際は十二分に広いから。僕(ご主人)は、玄関はもう少し大きくても良かったと思います。別に困ってはいないけれど…--最後にこれからお家を検討する方にアドバイスを。
ラワン合板の天井を見て、その経年した色や木目にふっと落ち着く時があります。落ち着くのが良いのは人それぞれかもしれないけれど、その時だけの感覚だけではなく時間が経った時のことを、これから建てる家で「永く住む」ということを想像してみるのも良いと思います。