お客様の敷地とお家ではございますが、そこが永年住まう「ご自分の街」ともなるわけですから、ご近隣や街並みにも配慮してまいりたいと考えています。
奇抜で主張するようなお家ではなく、さり気なく控え目でありながら上品な、高さを押え、プロポーションやバランスのとれた、街並みをよくするようなお家をデザインしていきたいと思います。
さらには、敷地に少しでもお庭や緑のスペースをとることで、ご自分のお家はもちろん、ご近隣の光や風など住環境が良くなるような配慮もしています。
「家の間取り次第で家族を仲良くもその逆にもできるんだよ」とおっしゃられたのは、住宅建築の巨匠、吉村順三氏でありますが、人生の多くの時間を過ごし、気を張らずに安心して過ごす「巣」とも言えるお家には、それ位の力はゆうにあるのかもしれません。
「お家での暮らし」は、地域社会の基本です。
「ここちよい木の家」を通じ、お客様の豊かな暮らしのお手伝いをすることで、素敵なご家族のお力になれれば、これほど嬉しいことはございません。
京都や金沢などの伝統的なまちなどは別格としても、今元気な地域は、例外なく美しい街並みがあって、そこに住まう魅力的なご家族が居るように思います。
大それたことを申し上げますが、まちによい建物と素敵なご家族を増やすことで、明るい豊かな魅力あふれる地域づくりのお役に立ちたいと思います。